この記事でわかること
- 「やめとけ」の声と、現場の実際の温度差
- 一度だけ「やめた方がいいぞ」と言われた日のこと
- 9年続けて一番うれしかったこと
- 向いていない人の条件と、やりたい人への正直な答え
「施工管理 やめとけ」。検索すると、そんな言葉がずらりと並びます。
でも正直に言うと、私は9年働いて、現場の中で「やめとけ」と言われたことは一度もありません。
施工管理、気になってるんすけど…ネットだと「やめとけ」だらけで不安っす
そうなんよ。私が言われたんは、現場の外やったわ。今日はその話もするで
やめとけの声はネットの中に多い
「やめとけ」と検索すると、記事がたくさん出てきます。
答えているのは、転職サイトや求人メディアがほとんどです。
「やめとけと言われる理由◯選」のあとに、転職のすすめが続きます。
「やめとけ」の声は、たいてい現場の外から聞こえてくるんよ
現場の中で聞くのは、「朝がしんどい」くらいのものです。この記事は、その現場の中から書きます。
やめた方がいいと言われた日
現場の外でなら、一度だけ「やめた方がいい」と言われたことがあります。1社目のころです。
入って半年ぐらいたった秋、私は橋を作る現場にいました。残業は毎日3時間です。
上司には「こんなのもできないのか?」「どけ!」と言われ続け、顔を見るのが嫌で嫌でしょうがなかったです。
入社して半年ぐらいのあのころが、一番しんどかったわ…
一人暮らしを始めた私の家の近くに、親戚のおじさんが住んでいました。とても気にかけてくれていた人です。
家族で集まったとき、そのおじさんに「そんなしんどい仕事は、やめた方がいいぞ」と言われました。
それで、なんて答えたんすか?
私は「仕事自体は楽しいから、まだ続けたい」と、はっきり言ったのを覚えています。
しんどかった原因は、会社でした。仕事そのものにはやりがいがあります。
日本のインフラを支えていると思うと、楽しくてしょうがなかったです。
でも頭の中では、おじさんの言うことも一理あるなって考えとった
その日の帰りは、とてもモヤモヤしていました。家ではお酒をたくさん飲んだのを覚えています。
やめとけと言われる理由は本当にある
ただ、きつい仕事であること自体は事実です。ここは擁護しません。
両親からは、体の心配をいつもされます。ニュースで事故を見ると、必ず心配の電話がかかってきます。
「やめとけ」とは言われんけど、心配はいつもされとるで
きついところは8つ、別の記事に全部書きました。
実際に辞めていった人も見てきました。
理由は「朝が早い」「しんどい」「きつい」。だいたいこの3つでした。
意外とふつうの理由なんすね
立派な理由で辞める人は、あまりいません。毎日の素朴なしんどさで辞めていきます。
私自身も、1社目は1年で辞めています。そのときの話はこちらです。

施工管理で一番うれしかった日
1社目は辞めましたが、施工管理はいまも続けています。
9年続けて一番うれしかったのは、6年目に、高さ30メートル、長さ100メートルを超える橋を作ったことです。
完成したら、誰かにほめられるんすか?
誰かに何かを言われるわけではありません。
それでも達成感がとてもあって、心の中が満たされるような、ワクワクするような感覚がありました。
なんか、子どものころに戻ったみたいな感覚やったんよ
この仕事をしていてよかったと、改めて実感しました。
向いてない人の条件は2つ
9年いろんな人を見てきて、「このタイプはしんどいだろうな」と感じる条件が2つあります。
正直、向いていないかもしれない人
- きつい言い方をされるのが嫌な人=職人さんの言葉や言い方は、きつい時があります
- 汚れることに抵抗がある人=現場では少し汚れる時もあります
逆に言えば、この2つが平気なら、あとの大半は慣れの問題だと思っています。
やりたいのなら、やってみたらいい
「施工管理をやろうか迷っている」と相談されたら、私はこう答えます。
自分がやりたいのなら、やってみたらええんやで
ものづくりが好きな人、何かやりがいを求めている人なら、やった方がいいと思います。
給料も、統計や実感の上では悪くありません。数字はこの記事にまとめています。

最後に、「やめとけ」という声について、私の考えをそのまま書きます。
先輩は「やめとけ」って思わないんすか?
「施工管理はやめとけ」という人に向けては、賛成も反対もしません。
正直、その仕事が好きなら続ければいいと思うし、違うと思うならやめればいいだけの話だと思います。
先輩は、どう思うんすか?
私はものづくりが好きで、みんなでやりとげる達成感がとても好きなので、やめとけとは思いません。
やるかやらないかは人それぞれだと思うのが、私の考えです。
よくある質問
Q. 向いてない人はどんな人?
A. きつい言い方をされるのが嫌な人と、汚れることに抵抗がある人です。ここが平気なら、多くは慣れで解決します。
Q. きつさには慣れるまでどれくらい?
A. 体力面は、意外とすぐ慣れます。私も最初だけでした。仕事のきつさの中身は、別の記事に正直に書いています。
まとめ|やめとけとは思わない
この記事の内容を、もう一度ふり返ります。
- 「やめとけ」の声はネットの中に多い。現場では9年で一度も聞いていない
- 1社目のころ、親戚のおじさんに「やめた方がいいぞ」と言われた
- きついのは事実。辞める理由は朝・しんどい・きついの素朴な3つ
- 6年目に橋が完成して、この仕事をしていてよかったと実感した
- 向いていないのはきつい言い方が嫌な人・汚れが嫌な人。やりたいならやってみたらいい
「やめとけ」の声は、たいてい現場の外から聞こえてきます。
私もおじさんに「やめた方がいいぞ」と言われた日は、モヤモヤしてお酒をたくさん飲みました。
それで、いまはどうなんすか?
いまは9年目。今日も現場にいます。
やるかやらないかは、人それぞれ。ものづくりが好きな私は、やめとけとは思いません。










