この記事でわかること
- 職長・安全衛生責任者教育の中身(2日間・テストなし)
- 受講資格はない。「何年働けば」は勘違いという話
- 修了証の再発行と、再教育の話
職長・安全衛生責任者教育。
名前は長いですが、講習は2日で終わります。
あの講習って、何年か働かないと受けられないんですよね?
私もそう思ってた。実は誰でも受けられるんやで
この記事では、実際に受けた現場9年目の私が、講習の中身と受講資格を正直に書きます。
職長・安全衛生責任者教育とは
職長教育と安全衛生責任者教育。2つをまとめて受ける講習です。
職長教育は、労働安全衛生法60条で決まっています。新しく職長になる人に、会社が受けさせる義務のある教育です。
安全衛生責任者って、何をする人なんですか?
安全衛生責任者は、下請の会社が現場に置く役です。元請との連絡窓口になります。
建設現場では、職長さんが安全衛生責任者を兼ねるのが普通です。だから2つをセットで受けるのが定番になっています。
講習の基本
- 日数は2日間(計14時間)
- 受講資格はなし
- 私のときはテストもなし
受講資格はない
私は最近まで「何年か働かないと受けられない」と思い込んでいました。
調べたら、違いました。受講資格はなく、誰でも受けられます。年齢や経験年数の条件はありません(中小建設業特別教育協会)。
じゃあ、なんで思い込んでたんですか?
「実務◯年以上」が必要なのは、足場の作業主任者などの技能講習です。私はそちらと記憶が混ざっていました。
ちなみに私の申し込みは、会社がやってくれました。いつ受けたのか、正直あまり覚えていません。
2日間の講習の中身
中身は座学とグループ討議です。作業手順の決め方、部下への指導方法、危険の見つけ方などを2日間かけてやります。
私が覚えているのは、グループで安全について話し合って、発表したことです。
最後に試験はありませんでした。話し合って、発表して、修了です。

職長と安全衛生責任者の違い
セットで受ける2つの役は、向いている方向が違います。
| 役 | すること |
|---|---|
| 職長 | 作業チームの指揮を取る |
| 安全衛生責任者 | 元請との連絡窓口になる |
私の現場でも、安全衛生責任者は下請の職長さんが務めています。朝礼・昼礼・終礼で毎日顔を合わせ、作業の進捗や困りごとがあれば話し合う相手です。

連絡の相手は、法律の上では統括安全衛生責任者(所長)です。ただ実際の現場では、ほとんど私たち現場監督と話しています。
統括安全衛生責任者が何者かは、この記事に書きました。
講習を受けて変わったこと
ここは正直に書きます。
受けてみて、何か変わりました?
正直、特に変わってない。効いてくるのは職長になってからやと思う
この講習は、もともと「新しく職長になる人」のための教育です。
だから受けた直後に何かが変わるものではなく、意味を持つのは職長として現場に立つ日です。
修了証は再発行できる
修了すると、修了証がもらえます。
なくしても、講習を受けた機関にお願いすれば再発行してもらえます(再交付の案内)。
ちなみに私の修了証は名前が間違っていて、返したきり手元にありません。
よくある質問
Q. 落ちることはある?
A. 試験で合否を決める講習ではありません。
私のときは、最後のテストもありませんでした。
Q. 有効期限はある?
A. 期限はありません。
ただし、おおむね5年ごとの再教育(能力向上教育)が国の通達で勧められています。
まとめ|2日間は職長になる日の準備
この記事の要点を整理します。
- 受講資格はなし。誰でも受けられる(2日間・計14時間)
- 中身は座学とグループ討議。試験で落とす講習ではない
- 修了証は再発行できる。再教育はおおむね5年ごとが目安
受けた直後は、正直なにも変わりません。
でも現場では、下請の職長さんたちが毎日この役を担っています。効いてくるのは、自分がその立場になった日です。
修了証は、ちゃんと持ってるんですか?
私の修了証は、部屋に積んでおくことすらできていません。今度、再発行をお願いしようと思います。
職長さんたちと毎日話している「現場監督」の正体は、この記事に書きました。










