この記事でわかること
- 監理技術者講習が5年ごとに必要な理由
- 有効期間の数え方(翌年1月1日から5年)
- 資格者証の更新とは別物という話
監理技術者講習。5年ごとに受ける講習です。
と、さらっと書きましたが、私はつい最近まで知りませんでした。
え、講習って一回受けたら終わりじゃないんですか?
私もそう思ってた。5年で切れるんやで
この記事では、技士補の私が調べた仕組みを、これから関わる人向けに整理します。
監理技術者講習とは
大きい現場の技術責任者「監理技術者」のための、法律で決まった講習です。
最新の法律や技術を学ぶ1日の講習で、国の登録を受けた機関が開いています。
所長も、受けてるんですか?
うちの現場の監理技術者は所長ですが、先輩に聞いたら、所長もこの講習に行っているそうです。
監理技術者そのものが何者かは、この記事に書きました。
講習は必ず受けるのか
答えは「監理技術者をやるなら必須。やらないなら不要」です。
建設業法26条に、専任の監理技術者は「講習を受講したもののうちから選任しなければならない」とあります。
つまり講習が切れていると、会社はその人を監理技術者として現場に置けません。
「必ず?」の答え
- 監理技術者を続ける → 5年ごとに必須
- 監理技術者をやらない → 受けなくてよい
- 受けていない人 → 現場に置けない
有効期間は「翌年から5年」
有効期間は「受講した年の、翌年1月1日から5年」です。
言い換えると、何月に受けても「5年後の12月31日」まで有効になります。
たとえば2026年に受講すると、1月でも12月でも、期限は2031年12月31日です。

昔は「受講日から5年」で、人によって期限日がバラバラでした。2021年1月から、いまの数え方に変わっています(建設業振興基金)。
資格者証の更新とは別物
ここが一番まぎらわしいところです。
監理技術者には「監理技術者資格者証」というカードもあり、こちらも5年ごとの更新です。
| もの | 期限 |
|---|---|
| 講習の修了 | 翌年1月1日から5年 |
| 資格者証(カード) | 交付から5年で更新 |
カードと講習、両方5年なんですか? ややこしい…
せやから期限日はだいたいズレる。ここが落とし穴や
「講習の5年」と「カードの5年」は、別々に走ります。実務では、どちらの期限も切らさない管理が必要です。
ちなみにカードの更新は、有効期限の6ヶ月前から申請できます(建設業技術者センター)。

講習の期限が切れたら
切れても、1級の資格そのものがなくなるわけではありません。
ただ、切れている間は監理技術者として現場に置けなくなります。
もう一度講習を受ければ、また5年使えます。試験を受け直す必要はありません。
講習の中身と費用
正直に書くと、私はまだ受けたことがありません。対象は1級の合格者などなので、技士補の私はこれからです。
なのでここは、公式の案内の範囲で整理します。
講習の基本(公式案内より)
- 1日(約6時間)の講義+修了試験
- オンライン(オンデマンド)でも受けられる
- 受講料は8,500〜10,000円ほど(機関で差がある)
修了すると、後日修了証が届きます(出典: 総合資格学院 法定講習サイト)。
よくある質問
Q. テストで不合格になることはある?
A. 講義のあとに修了試験はあります。
機関の案内では「全講義の視聴+修了試験の受験」が修了の条件とされています。資格試験のような選抜ではなく、受講とセットの試験です。
Q. 誰でも受けられる?
A. 対象は、1級の合格者など監理技術者になれる資格を持つ人です。
技士補(一次合格)の私は、まだ対象になりません。
まとめ|5年の数え方を先に知る
この記事の要点を整理します。
- 監理技術者をやるなら5年ごとに必須。やらないなら不要
- 有効期間=翌年1月1日から5年。何月に受けても期限は12月31日
- 資格者証の更新とは別物。2つの5年は別々に走る
私がこの講習を受けるのは、二次に受かってから。まだ先の話です。
でも期限の数え方は、先に知っておいて損がありません。うちの所長も、この5年を回し続けている1人です。
1級を取ったら、ずっと使えるんじゃないんですか?
1級は、一度取れば一生使えます。でも講習は、5年たつと静かに切れます。
積みっぱなしにできないものも、あるみたいです。
もうひとつの「5年ごと」、職長の再教育の話はこちらに書きました。










